視界不良を克服!夜間走行のコツを伝授!
ハイビームを積極的に活用するのが基本
夜間走行において最も大切なのは、自分自身の視界を可能な限り広く確保することです。 街灯が少ない暗い道では、ヘッドライトをハイビームにするのが基本ルールです。 ロービームの照射距離が約40メートルであるのに対し、ハイビームは約100メートル先まで照らすことができるため、危険を早期に発見できる可能性が格段に高まります。
もちろん、対向車や先行車がいる場合は、相手のドライバーを幻惑させないよう速やかにロービームへ切り替える配慮が必要です。 このこまめな切り替え操作こそが、夜間の安全を守る重要なテクニックと言えるでしょう。
また、ヘルメットのシールド選びも見逃せません。 スモークシールドなどは夜間の視界を著しく低下させるため、クリアシールドを使用するのが鉄則です。 もし装着している場合は、シールドを開けて直接目で確認するなど、視界を確保する工夫を忘れずに行いましょう。
蒸発現象や歩行者の飛び出しに注意
夜の道路には蒸発現象という危険な罠が潜んでいます。 これは、自車と対向車のライトが交錯する場所で、道路を横断中の歩行者が背景に溶け込み、あたかも消えたように見えなくなってしまう現象のことです。 「対向車が来て明るいから安心」と油断せず、光と光の間には見えない歩行者がいるかもしれないと常に警戒心を持つことが大切です。
また、夜間は交通量が減るため、歩行者や自転車の動きも大胆になりがちです。 横断歩道のない場所を斜めに渡ってきたり、路地から一時停止なしで飛び出してきたりするケースも少なくありません。
暗闇や駐停車車両の陰など、死角には誰かがいると仮定し、いつでも止まれる速度で慎重に走行するようにしましょう。 見えないものを具体的にイメージし、予測して走ることが事故を防ぐ第一歩です。
周囲に自分の存在を知らせるのが大切
夜間走行では自分が見ることと同じくらい、相手から見られることも重要になります。 バイクは車体が小さくテールランプも一つのため、後続車や対向車から距離や速度を見誤られやすい傾向にあります。 特に夜は「まだ遠くにいる」と誤認され、右折車と衝突するなどの事故を招くリスクが高まります。
そこで有効なのが、反射材の積極的な活用です。 ウェアやバッグに反射素材がついたものを選んだり、ヘルメットに反射テープを貼ったりして、相手のライトを返すポイントを増やしましょう。 また、走行する位置取りにも注意が必要です。 左端に寄りすぎると、路肩の落下物や歩行者に近づくリスクがあるだけでなく、他車からの発見も遅れがちになります。
状況に応じて少し中央寄りを走るなど、自分の存在を周囲にアピールできるライン取りを意識することが、身を守ることにつながります。
