原付にはどのヘルメットをかぶればいいのか

SGマークとPSGマークとは?

バイクアイテムを販売しているお店で売られているヘルメットには、SGマークとPSGマークというものがシールとして貼られています。
ほとんどの場合、どちらのマークも一緒になって貼られています。
このうち、PSGマークというのは、「国による消費生活用品の安全規則」に適っているということを示すためのものです。
製品の安全性が保証されていて、製品を利用するシーンが危険の伴うものである場合、しっかりと利用者の生命を守れる品質を保っているということが明らかなものにだけ付けられます。

その判定には、国が定めた技術基準が用いられていて、客観的な判断がなされているので安心です。
そして、バイク用ヘルメットはPSGマークがないと市販できないことになっています。
そのため、少なくても国内のバイク用品店においては、必ずヘルメットにこのマークが付いています。

一方でSGマークというのは、「一般財団法人製品安全協会」というところが認証したものです。
これは、上記のPSGの基準を守っているということを、この協会が確認していますよ、ということを示すマークとなっています。
国が審査基準を定めているものの、製品をすべて国でチェックするのが難しいため、この協会が実質的に審査をしているのです。
協会の審査をパスしたものにはSGマークが付けられ、当然PSG基準もクリアしていますので、両方のマークが貼られるということになるわけです。

ちなみに、このSGマークとPSGマークは国内の認証制度ですので、外国で作られた製品については基本的にマークは入りません。
そのため、国内ではマーク貼付がないものは販売してはならないというルールに基づいて、販売することはできないのです。
安全性を守るためにも、こうしたマークが付いているということは非常に重要ですので、マークがない商品を発見しても買わないようにしましょう。

ヘルメットの寿命はどのくらい?

ヘルメットの寿命は一般的に3年とされています。製品には、耐用年数ということで表示がなされていますので、そこを確認して使用することが大事です。
とはいえ、あくまでこれは理論上の寿命です。状態によっては、使用を止めた方が良いものもあります。
たとえば、外装の樹脂部分にヒビが入っていたり、塗装がはがれてもろくなっていたりする場合は耐ショック性が弱まっている可能性があります。

最低でもジェットタイプを選ぼう

ヘルメットには形状の異なる種類がありますが、原付に乗る場合でも最低ジェットタイプにしましょう。
これはシールドが付いているタイプで、頭をきちんとカバーしてくれます。

これは、事故によるケガを防ぐために重要なポイントです。
スピードが出ない原付だからと安心せず、もらい事故に遭遇する可能性も十分あるということを考えて選びましょう。