原付のご当地ナンバーって何?各市町村のナンバープレートも紹介
ご当地ナンバープレートとは
国土交通省が2006年から独自の地名を定めた新たな地域名表示のナンバープレートを登場させ、これまで使われていたナンバープレートとは大きく違う特徴的なものが増えています。
地域活性化や地域のPRに役立つようにということで取り入れられて、多くの地域が取り組んでいるため当初の予想を上回る注目を集めています。
特に見た目の可愛いデザインのものは取り付けたいと考える人が大きく、ご当地ナンバープレートに書き換えをするという人も出ているくらい人気です。
ここではご当地ナンバープレートの種類と取り付ける方法について紹介をしていきます。
可愛いご当地ナンバープレート
全国初の原付ご当地ナンバープレートとして登場したのが愛媛県松山市のものです。
2006年に司馬遼太郎の小説である「坂の上の雲」にちなんだPRをしようということで雲の形をした原付ナンバープレートを提案したことから始まりました。
2007年から交付が始まり、雲の形をしていること、表示名を「道後・松山市」としたことで地域振興目的のナンバープレートをオリジナルなものにした先駆けとなったのです。
他にもユニークなものとして有名なのが富士山型のナンバープレートです。
これは静岡県の御殿場市、富士宮市、富士市、裾野市、小山町、芝川町と、山梨県の富士吉田市、富士河口湖町、西桂町、忍野村、山中湖村、鳴沢村、道志村という権をまたいで13の市町でナンバープレートを統一して交付されたという今までにないタイプのものになっています。
このプレートは元々四輪車に「富士山」というナンバーを交付したことに始まり、対象市町村の観光振興策として原付にもご当地ナンバープレートを取り付けようと導入がされました。
富士山のナンバープレートは見た目も可愛く取り付けたいと考える人が増え広告宣伝効果も絶大でした。
岡山県総社市では市を象徴する絵柄でのナンバープレートを制作するにあたり市内の大学にあるデザイン学部にデザインの依頼をしました。
最終的に3種類に絞り市民投票を行ったところ、2種類のプレートが人気で甲乙つけがたい得票数となってしまいました。
そこで、二つとものナンバープレートを採用するという今までにはなかった取り組みをして注目を集めた地域です。
ナンバープレートを交付するだけでなく、総社市ではナンバープレートが写っているバイクを写真に撮影してフォトコンテストをしたというところが新しいです。
総社の四季や名所を撮影した写真の多くは地域振興にも大きく役立っています。
ナンバープレートを取り付ける方法
ご当地ナンバープレートを取り付けるには陸運局に車を持って行き登録をします。
作業自体はあまり難しくなく希望ナンバーを申し込み手続きをすれば取り外しをしてご当地ナンバープレートを取り付ければ完了です。
見た目が可愛いということで取り付ける人もいますが、強制ではないためつけたい人のみが取り付ければよいものとなっています。
好みのデザインではないという人や、取り付けることで済んでいる地域が特定されるといったことからご当地ナンバープレートを取り付けることを希望しないという人もいます。