斬新なスタイリングKTM 125DUKEのおすすめポイント

KTM 125DUKEの特徴

KTMのDUKEシリーズのなかでも、エントリーレベルとして親しまれているのが125DUKEです。
その名の通り125ccクラスのこのバイクですが、新型モデルが2021年2月に発売されました。
KTMというと大排気量の大型バイクやオフロードバイクというイメージが強く、なかなか初心者にはハードルが高いメーカーでしたが、125DUKEなら遊び感覚で気軽に乗ることができます。

とはいえ、125DUKEは単なるエントリーレベルとしてだけでなく、その見た目や走りにもKTMならではの斬新な特徴があります。
まず、その見た目からして日本車ではまずお目にかかることのできる先進性です。
シャープでおしゃれな造形で、ストリートを走ると注目を集めること確実でしょう。

なお125DUKEは、設計と開発はオーストリアにあるKTM本社で行われましたが、実際の生産はインドの工場で行われています。
世界を見据えた戦略の一環です。

125DUKEは日本では小型二輪免許で乗れるクラスに分類されますが、ヨーロッパではA1という免許の区分です。
このクラスでは出力が15PS以下という規制があるため、スペック的にはライバル同士横並びといってもよいでしょう。
しかし125DUKEの場合、大きな動力性能を15PSに抑え込んでいるため、実際の走行性能は同じクラスのライバルたちのなかでもずば抜けています。

エンジンの回転数が低い段階では、ライバル車と比べてもトルクはそれほどぶ厚く感じません。
ところが中回転域になるとエンジンが徐々に活気づいてきて、その後、高回転域に達するまでシャープに回転していきます。
リミッターや給排気のセッティングによって動力性能を抑え込んでいる感じですが、潜在的なパワーは数字以上にありそうです。
ギアは6速のミッションで、絶妙な設定でパワーを効率よく使いながらスムーズに加速していく感じが味わえます。

125DUKEの車体剛性も、サスペンションを含めこのクラスでは頭一つ抜けているレベルです。
ハンドルの幅が広くタイヤの地面のグリップ感が高いため、多少荒れた路面であってもスムーズに乗りこなせるでしょう。
レスポンスが非常に良く、素早い切り返しや寝かし込みにもしっかり対応してくれます。
ストリートモデルとは思えないほどのポテンシャルの高さです。

KTM 125DUKEのスペック

KTM 125DUKEののスペックは、エンジンが水冷4ストDOHC4バルブ単気筒です。
ホイールベースが1,357mm、シート高が830mm、車両重量は139kg(乾燥時)となっています。

コンパクトで軽量な車体であり、扱いやすさは抜群です。
それでいて、スマホとの連携などの先進的な機能も搭載されており、125ccとはいえ楽しみ方の幅は留まるところを知りません。